少数民族の村を訪ねて (湖南省編)
三好学生の苗族の村写真に刺激を受け
恥ずかしながら蔵出し写真をアップさせていただく。
数年前の元旦に行った苗族の村
場所は湖南省湘西土家族苗族自治州の鳳凰古城である。
中国で最も美しい古城といわれる同地だが、
バーが並んでいたり、ネオンでライトアップされていたりという
いわゆる「商業化」にチョッとゲンナリ。
そこで、城内の小さな旅行者で1日ツアーを2日連続で申し込み、
「書家堂」、「勾良」、「老洞」など、
鳳凰周辺の苗寨(苗族の集落)散策に出かけた。
テナント化されてしまった古城内とは異なり
これらの苗寨では苗族がそのまま生活している
(普通の民家がツアーコースになっていたりする)ので
突然子どもが飛び出してきたり、アヒルがよってきたり
玄関が開いた瞬間、人ではなくブタがノッソリと現れたりと
なかなかホンワカムードのツアーであった。
そんな中、老洞苗寨で1人の少女が私の後をついてきた。
「オニイサン、どこから来たの?」
と聞いてきたので、正直に(?)
「上海」と答え、「知ってるでしょ」と聞き返す私。
しかし、彼女は首を横に振る。
彼女はみやげ物
「手編みのブレスレット」
を売りに来ていたことに、少しして気がついた。
「私のオバアチャン、ブレスレット作りの名手なんだ」
「鳳凰古城内で売っているよ」
一緒に歩きながら、そんなセールストークを投げかけてくる。
興を覚えた私は、彼女の道案内の下
苗寨を見学することになった。
彼女の言葉に適当に相槌を打ちながら苗寨見終わった私。
旅行会社のバスに乗り込む時、
「あげる」
少女はそう言って私の腕に「売り物」のブレスレットを巻きつけた。
「いいの?」と私は少し戸惑いながら聞くと
「ダイジョウブ」
そう、彼女は答えた。
ふと私は不安になった。
物が売れなくて親から折檻を受ける子どもが
貧困地区では少なくない。
「ホントに大丈夫?」
もう一度念を押して聞く私。
少女は何も言わず、コクリと頷いた。
帰りのバスの中、
腕のブレスレットを眺めながら
彼女の顔が、なぜか頭から離れなかった。
苗寨の入り口。いきなり苗族の女の子が走り出て、
ここが活きた集落であることを実感
当日は氷点下、氷雨であった。それでも元気なのが少数民族のいいところ。
お婆ちゃんと一緒。屈託のない笑顔は、やはり都会とは異なる
この苗寨の「小学校」。全校生徒も数人しかいないという
ブレスレットをくれた少女。今でもブレスレットを見ると彼女を思い出す
(箪食瓢飲)
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