中国企業の「ダブル11」への奇妙な対応

 ネット通販のイベント「ダブル11」が近づいてきた。多くの人たちが買い物の準備をして11月11日午前0時が来るのを待っているだろう。中国のある企業はダブル11の日を半休にして社員が買い物を思う存分できるようにし、ネットユーザーからうらやましがられている。
 香港の「経済日報」が11月10日に報道したところによると、この山東省のメディア関係の企業は11月4日に「ダブル11がまもなくやって来る。みなさんがこの日に心置きなく買い物ができるよう、当日の午前は休みにする」と通知した。この企業の総経理は「11日の午前0時に買い物の戦いが始まる。みなさんが楽しく買い物をして、目的を達することを願っている」と強調した。
 この企業の責任者は取材に対し「もし休みにしなかったら、社員は徹夜で買い物をして休む間もなく、仕事の能率は上がらない。午前中に出社したとしても勤務時間中もネットショップを見続けるだろう。メディアの仕事は時間通りに勤務する必要はそれほどなく、きちんと仕事ができていればいい。会社はそういう意味から休みを与え、みんなに楽しく買い物をしてもらいたいと考えている」と語った。
 この通知はネットユーザーの間で話題となり、「中国のいい経営者だ」と言う人もいれば、「半休で人の歓心を買っているだけだ」と言う人もいる。中国のソーシャルメディアである「微博」上では「ダブル11は全国的に休日にする」が熱い議論を呼び、ネットユーザーからは「私たちには休みが必要で、私たちは気軽に買い物をしなければならない」という声が上がっている。
 しかし、ある経営者はこれとは逆のことをしている。その日を休みにしないばかりか、社員の給料の支給を遅らせている。重慶の飲食関係のある企業では3日に社員に対し「11月10日に支給する給料を今年の12月末まで延期する」と通知した。理由は社員の無駄遣いを防ぐことだとし、「社員の節約を促し、予定外の支出で家庭不和になることを避け、破産を防ぎ、ネット通販が社員の経済状況を混乱させることを避ける」としている。
(11月10日 参考消息網)