バスで行く上海の小さな旅 白徐線

上海は中国一の大河である長江の河口域に広がる都市です。豊かな水に恵まれ、郊外には今も農村が点在しています。そんな特徴を端的に示しているのが、市西部の青浦区です。今回は青浦区の北部を走る「白徐線」に乗りました。起点は地下鉄2号線の西の発着点である徐涇東駅です。沿線はかなり開発が進み、広大な田園地帯とはいえませんが、普段見慣れた上海とは趣の異なる風景が広がっています。実りの秋に訪れるのに適したエリアだといえるでしょう。
 

白徐線の終点に近いエリアに、バスの路線名にもなっている「白鶴鎮」がある。ひっそりとたたずむ古鎮の風景が美しい
 

終点の近くを走る白徐線のバス。のどかな農村部を走っている
 

起点は大きなバスターミナル(最寄りのバス停1)
起点は徐涇東駅のバスターミナルだ。地下鉄2号線との結節点で、市西部へ向かうバスが数多く発着している。白徐線には「定班」と呼ばれるバスもあり、通常のバスよりさらに西まで延びている。

 
巨大なコンベンションセンター(最寄りのバス停1、2)
バスターミナルの東に、巨大なコンベンションセンター「国家会展中心」がある。総建築面積147万平方メートルで世界第2の規模を誇る。虹橋駅周辺の再開発の核となる施設でもある。
 

工事が進む地鉄17号線(最寄りのバス停2)
バスターミナルの少し北で地下鉄17号線の工事が進められている。地下鉄17号線は虹橋駅を起点とし、青浦の市街地、水郷として知られる朱家角、淀山湖畔の東方緑舟を結ぶ。開通は2018年前半の予定だ。
 

上海への野菜の供給源(最寄りのバス停9)
沿線の西部、紀鶴公路の周辺は主に田園地帯となっている。水田は少なく、ハウス栽培を中心とした野菜の生産が主な産業となっている。巨大な人口を抱える上海への野菜の供給源の1つだ。
 

一直線に延びる運河(最寄りのバス停10)
バスは南北に一直線に延びる運河を越える。運河は北の蘇州河と南の黄浦江を結んでいる。周辺には大小の工場が立ち並んでいる。遥か北に見えるのは、地下鉄11号線の安亭駅南の高層マンション群だ。
 

知られざる古鎮・白鶴(最寄りのバス停11)
白鶴鎮は川沿いに白壁の建物が立ち並んでいる。立派な古鎮だといえるが、観光客は皆無だといっていい。昔ながらの雰囲気の通りも数多くあるので、一度訪れる価値は十分にある。
 

終点近くの田園風景
(最寄りのバス停13)
終点に近いエリアでも、所々に田園風景が広がっている。開発が徐々に進んでいるので、1つ1つの田んぼや畑はそれほど広くない。若者は上海の市街地で働く場合が多く、農作業をしているのは、ほとんどがお年寄りだ。
 

終点は立派なバスターミナル(最寄りのバス停13)
終点は白鶴バスターミナル。立派な施設のターミナルだ。周辺を走るバスが数路線発着している。江蘇省との境に近いエリアで、躍進する大都会・上海のイメージは感じられない
 

閑散とした待合室(最寄りのバス停13)
白鶴バスターミナルは、農村の真ん中にある施設で利用者は少ない。待合室も閑散としている。それだけにゆっくりとバスを待つことができる。ゆったりと過ぎていく時間が感じられる空間だ。
 

白徐線
 
1     徐泾东站
2     国家会展中心
3     菘泽大道蟠龙路
4     华徐公路民兴大道
5     华隆路新府中路
6     新凤中路华志路
7  华新公园
8     纪鹤公路施家宅
9     纪鹤公路青龙路
10   纪鹤公路三周公路
11   鹤祥路外青松公路
12   白鹤小学
13   白鹤汽车站
 
※主なバス停のみ
 
1元~8元