中国ビジネス・社会文化・グルメ・生活・不動産情報など上海・北京発の情報が満載

キダム

キャリアの素顔 日系企業で働く中国人女性たち

洪 蕾さん Hong Lei
天宇客貨運輸服務有限公司(日通中国)
総経理秘書

人をつなぐ、心をつなぐ
 
 憧れの日本で暮らし、「日本と中国の橋になりたい」という思いを強くした洪さん。北京での就職先は、日中の合資会社。「日本の仕事の進め方と中国の仕事の進め方違いはありますが、いずれにしても、今の会社は日本と中国両方のいいところを学べるところです」と目を輝かせる。

 

「橋」になりたい

 それこそ「赤ちゃんのころから見ていた」と言う日本の漫画やアニメ、身の回りに当然の如くある日本の電化製品など、昔から洪さんと日本の距離は近かった。中学校の外国語の授業では英語と日本語とロシア語の中から迷わず日本語を選択。そして「いつかは日本に行ってどんな国か自分の目で見て確かめてみたい」と決めていたそうだ。その思いをそのまま実現し、高校卒業と同時に日本へ。上智大学を卒業後は留学の斡旋会社に勤め、文字通り日本と中国をつないできた。”日本と中国をつなぐ橋になる“これが洪さんのキーワードとなった。

 現在、天宇客貨運輸服務有限公司で総経理の秘書を務める。通訳や各種書類の翻訳、そして全国の拠点に勤務する全日本人のビザ手続きなど、日本人スタッフのサポートも洪さんの重要な仕事の1つだ。

 同社は日本の物流大手・日通と中国の会社との合弁会社で、入社前は「日通は大手企業だから日本人スタッフも多くて、さぞ日本的な雰囲気の会社なのだろう」と少し身構えていた洪さん。しかし蓋を開けてみれば、中国人職員も大勢いて、なじむのに時間はかからなかった。もちろん日本語でのコミュニケーションもまったく問題ないので、入社してわずか数カ月とは思えないほど、社内の雰囲気にはすっかり打ち解けている様子だ。

 

大切にしたいのは、社内の雰囲気

 洪さんが今の会社で気に入っている点は、社内の雰囲気だと言う。これまで勤めてきた職場では、各人それぞれが忙しくしていて、一日中一緒に働いているのに、同僚同士が十分にコミュニケーションを取れているとは言えない状況だった。今の会社ではそんな雰囲気はないが、洪さんがもっと改善していきたいと思っていることがある。それは一般の職員と管理職とのコミュニケーション。

 実質的に会社を支えているのは、倉庫管理や引越しなど、現場の第一線で動く中国人スタッフ。しかし彼らは日本人の上司と直接話すチャンスがそう頻繁にあるわけでもなく、チャンスがあっても遠慮してしまって言い出しにくいこともある。洪さんが傍から見ていても、「日本人上司と中国人職員の間に、何かしらの壁があるように感じる」。

 この壁をどう越えるか、2者の間の距離をどう縮めるか。目下、洪さんの課題は、社内の円滑なコミュニケーション作りだそうだ。日本と中国の両方を知っている洪さんだけに、期待がかかる。

 社員全員のコミュニケーションが取れれば、会社の雰囲気がよくなる。会社の雰囲気がいいと社員は気持ちよく働け、能力を十分に発揮できる。そんな会社こそが”伸びる会社“だ。会社の成長に「この人あり」といわれる日まで、洪さんがどう成長していくのか、今から楽しみだ。●
 




 洪 蕾さん
  Hong Lei

  天宇客貨運輸服務有限公司(日通中国)
   総経理秘書
   順義区天柱路10号天竺空港工業区倉儲物業楼203室
   TEL:8048-0202  



  吉林省長春出身。中学生のころから日本語の勉強を始め、高校卒業と同時に日本へ留学。一般入試で上智大学の法学部に合格。06年4月、日本から北京に移る。07年4月から現職。趣味はショッピング、ダイエット、旅行。日本では「青春18きっぷ」であちこち旅行したそう。


(SUPER CiTY北京 2007年8月号掲載内容)
 

上海・北京
日本語フリーマガジン
「SUPER CITY」最新号

SHANGHAI
上海の生活情報発信
毎月10日発行
月間発行部数  5万部
BEIJING
北京の生活情報発信
毎月10日発行
月間発行部数 3.5万部
CHiNAビジネス
中国ビジネス情報発信
毎月20日発行
月間発行部数  10万部
SHANGHAI PLUS
上海のグルメ・美容情報発信
毎月30日発行
月間発行部数  5万部
BEIJING PLUS
北京のグルメ・美容情報発信
毎月30日発行
月間発行部数  3.5万部

上海iプラザチケット情報
今月のイベント
ERA(雑技)
F1世界選手権大会2007年中国大賞賽
テニスマスターズカップ2007
上海生活情報Q&A
ご質問はこちらへ
Q: 出張ショーサービスの会社を教えて下さい(07/02)
Q: プールがどこにあるのか知りたい(08/02)
  日本人のための総合インフォメーションセンター
光明弁護

オリジナル企画